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現在日本には、400万以上の企業がありますが、なんとその99%以上は、大企業や上場企業以外である中小企業です。テレビや新聞などのメディアでよく見聞きするのは、誰もが知っている有名な企業ばかりですか、それらは全企業の中の一握りにしか過ぎないのですね。最近ではドラマなどで町工場や中小企業が取り上げられ、一種のミニブームみたいになっています。とりわけ、最近の日本の経済はこれら中小企業の地盤が強いことで安定していると言えます。その莫大な数の中小企業を支えているのが、全国で約2万人弱の中小企業診断士です。この中小企業診断士なくして今の日本の中小企業は語ることはできないほど重要です。そこで、この中小企業診断士とはなにか、取得することのメリットは何かをお伝えしたいと思います。

中小企業診断士でもっとも特筆すべきことは、経営コンサルタントで唯一の国家資格だということです。経営コンサルタントとは、その企業の経営成績や財務状態などを分析して強み弱みを発見し、今後の経営についてより良いアドバイスを送ることで、企業の成長を促すことです。中小企業診断士資格はその業務の唯一の国家資格なのですから、取得していると良いというイメージはなんとなくわきますね。

中小企業診断士を取得するには、早くて1年、平均では2~3年かかるとされます。その理由としては7科目という試験科目の多さやその範囲の広さ、さらには財務や経済、経営や法務といった専門性の高さにあります。合格率は毎年だいたい20%くらいになっています。このように難しい試験ですが、取得するとこんなメリットに変わります。それは採用する側が、多くの科目を勉強するための粘り強さや継続する力を評価してくれることです。また、その専門知識の範囲の広さが、即戦力として評価しやすいこともあります。難しい試験なので簡単には取得できませんが、このような評価をされるなら勉強のやりがいがありますね。

採用後のメリットでいうと、転職に有利だということもあります。先程説明した通り、莫大な数の中小企業に対し中小企業診断士の数は2万ちょっとですので、相対的に需要が高くなります。そうするとこれまで顧客として付いていた企業から、うちの顧問に、など転職に有利となります。とりわけ、最近では都心よりも地方への転職が有利といわれています。その理由は単純で、地方は中小企業診断士が不足しているからです。よって都心よりも地方の方が働きやすい環境だと言われます。

以上が代表的なメリットですが、他にも、普段のニュースの理解やビジネスマンとしての教養を身につけられるというメリットも忘れてはならないでしょう。